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私的ソウル名盤コレクションvol.2  アーリーソウルにしびれたい人へ

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【Doin' The Hully Gully・Dance By The Light Of The Moon・Party Time/The OLympics】

ルーツとはなぜこんなにも探りたくなるものなのだろう。
黒人音楽は一枚アルバムを聴くとそれが脈々と続くルーツの根源への入り口となるのだ。
私が黒人音楽にどっぷり浸かってしまうきっかけは、まさにこの入り口を見つけてしまった時なのである。
そしてそのきっかけとなったのがこのアルバム。

The Olympicsのアーヴィー時代のアルバム3枚を収録した【Doin' The Hully Gully/ Dance By The Light Of The Moon/ Party Time】はaceが再発している。流石はイギリスレーベル。特にaceの再発モノのセレクトは凄い。日本版は発売されておらず、私が買った当時もちゃんと値付けをしていない(ありがとう!)中古屋さんで250円くらいで叩き売られていたのを発見したのである。しかも3on1だからお得感満載。(ありがとう!)

音楽の変遷は同時にダンススタイルの変遷とも言えるが、既存のスタイルが行き詰まり飽和状態となった後、また新たなビートが生まれていく。それは現在も然り。
The Olympicsはウエストコーストの4人組。このアルバムは50年代後半から60年代の録音、つまりR&Bからソウルへと変革する分岐点と言える時期なのである。
そしてこの時期はドリフターズ、コースターズなどコーラスグループ隆盛の時代。
その中でもThe Olympicsは美しいハモ、というより全員がシャウトするような荒くれコーラス(笑)
それがまたたまらず魅力的なのだ。

【Doin' The Hully Gully】の1曲目、(Baby) Hully gullyはその名の通り新しいダンススタイルとして確立していく。
このまだソウルというには、重たすぎるなんともちぐはぐなビートが、R&Bからソウルへの息吹を充分に感じさせる。ここにルーツの変遷を感じる旨味が凝縮されているのである。この変革期のまっただ中ともいえる癖のあるビートにはまったら暫く抜けられない。
5曲目にはレイチャールズのWhat'd I say をカバー。コーラスグループで少しポップになったアレンジも面白い。

【Dance By The Light Of The Moon】2曲目、Workin' Hardでは、ソウルへの変遷を感じさせながらも、Doo-WopとR&Rを行き来してしまうこの時期ならではの要素満載。にんまり。コーラスワークはやはり抜群。

【PARTY TIME】ではSam CookeのEverybody likes to Cha Cha Cha、The DriftersのSave The Last Dance For Meのカバーもあり。Pony Time、Party Pooper、でノーザンビート、ソウルへの息吹をしっかりと感じつつ、やはりR&Bが抜けきらない感。そしてラスト曲Twist、当時流行ダンス曲で締めくくる。

この場所からソウル全盛期に胸を馳せ、眺める景色もまた魅惑的な世界なのである。

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PROFILE

千賀有花(せんがゆか)

ソウル・リズムアンドブルース(R&B)・ブルース
シンガーソングライター
ボーカリスト(歌手)・作詞・作曲家。
1920年代〜70年代の黒人音楽を敬愛する【J-BLUES】提唱者。レディーブルースを盛り上げるために精力的に活動中。

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